田舎暮らしDIY!小屋を建てて気づいた、建築のオモシロさを伝える
田舎にあるワークショップに参加してみて「仕事って意外とあるんだな」と、しみじみ感じています。
今回は小屋づくりのお手伝いがあり、建築専攻のわたしは2秒で「行きます!」と即答しました。ってことで、行ってきます。
どうも、建築界のジャイアンこと、ひもりん(@hinokinokibun)です。
DIYした小屋について
今回つくったのは大ちゃんの物置となる小屋。小屋を建てるところに、大ちゃんワールドをつくるらしく、その一歩目として物置小屋をつくるお手伝いをしてきました。
普段、大ちゃんは会社員だが、週末を使ってDIYに専念している子供心を持った大人のような感じでした。
小屋も3.4個作った経験もあり、ログハウスも建てたことがあるみたい。日曜大工にしては、かなりのハイクオリティのものまで作っちゃてます。
DIYで作ればコスト削減もできるし、体を動かすのも気分転換に最高です。
自分で作っていくなんて、ワイルドだしロマンあるし、なにより楽しそう!
ということで、楽しさを分けにもらいに行ってきました。
DIYでやった工程
基礎作り
わたしは途中参加だったので、基礎作りはお手伝いできませんでした。大ちゃんが前日に一人で作ったみたいです。
特徴としては、束石(つかいし)は束柱(つかばしら)で調整できるみたいなので、傾いていてもいいということでした。
平衡をを保つのが難しいんですけどね。
基礎部分の木材は虫やら地面の湿気やらからダメージを受けやすいので、防腐剤が入っている木材を使いました。
今回作ったのは、4畳分の広さで物置として丁度いいぐらいでしたね。
壁を作る
壁はパズルのように建てるため、組み立てキットのパーツを作っていきます。
大ちゃんのアタマの中では出来上がっていたみたいですが、作っている側としては何が何だかさっぱりでしたね。
インパクトドライバーで「デュルルルルルッ」ってやりまくって、インパクト使い方をここで習得。
握力めちゃくちゃ使うんだわ、これが。
壁を立てていく
前の工程でできた、壁を立てていきます。ここでようやく「うおー、カッチリハマった!」って気づきました。
大ちゃんのアタマのなかではこんなことになっていたのかって驚きでしたね。
木のたわみ(木がゆがむんですよ。)をみんなで調整しながら、ひとつひとつインパクトドライバーで「デュルルルルルッ」ってやっていきました。
立てたら、運んで、調節して、「デュルルルルルッ」これの繰り返し。
上部分も脚立を使って同じように組み立てました。これで7割完成かな?
暗くなってくる前に急いで次の工程、取り組みましょう!
垂木掛け
垂木とは、屋根を構成する野地板を支える斜めの構造材のこと。
(出典:http://www10.ocn.ne.jp/~seiji02/sub25.htm)
ということで、さきほど立ち上げた壁のくぼみ部分に垂木を掛けていきます。
斜めにビス止めしないといけなくて、なかなか手ごわったです。今回の工程の中で一番難しい。
高い場所での作業なので、安全に気を付けながらやっていきましょう。
じゃーん!垂木掛け完了。ラストスパートです。
鼻隠しをつける
鼻隠しとは、これのこと。
垂木の先っちょにつける鼻隠し。雨水の侵入を防いでくれたり、化粧材といって見た目を美しく仕上げてくれる役割をしています。
ここまできたら、9割完成。あと、もうひと踏ん張りですね。
野地板を貼る
最後に野地板を貼っていきます、構造用合板っていう板を使うんですが、これがまた重い。
腕がもうプルプルでしたよ。プルプル。
今回初参加のとってぃーさん(とってぃーのfacebook)、1日で職人かと見間違えるほどに。
防水シートを貼る
写真撮れてなかった。
最後、野地板の上に防水シートをひいて、タッカーというもので「カチャッ」ってホッチキスを打っていきます。
ほんで、防水シートを止めたら完成って感じですわ!!
自分の手で小屋をつくってみて感じたこと
大学で建築を勉強してきたが、座学と実践はまったくの別物だと痛感しました。
大人6人で小屋を作ろうとしても、建物を作ることって予想以上に大変ということを学ぶことができ、いい機会でした。
家一棟建てるなんてめちゃくちゃすごいこと。
小屋は2日間で立ち上がりましたが、住宅となるとかなりの労力と人手が必要なんだなと思いました。
こんな感じで、一人ではできないところを協力しながら、一つのモノを作りあげていくコトはわたしを成長させたと思っています。
屋根があり、雨風がしのげる環境があることって、すごいありがたいことなんだと感じました。
これからもこの技術を活かしていきたい!
大学でもこういうことやればええのになあ