田舎に暮らしてみて分かった。「空き家バンクが使えない理由」と「空き家の可能性」
地方に移住しようと、空き家バンクで空き家を探している。けど、なかなか良さそうな物件が見当たらない。
ネット上で探す以外にも、やりようはいくらでもあるよ。
以前、空き家を活用していこうと、空き家バンク情報を隅々チェックしていました。どうも、ひもりんです。
空き家バンクとは
空き家バンクとは、主に自治体や自治体から委託を受けた団体によって運営されており、空き家の所有者と利用希望者のマッチングをする仕組み。
つまり、こうゆうマッチングサービスのこと。
web上に空き家バンクのサイトがあるので、一度どんな感じか見たらどうだろうか。
空き家に秘められている魅力
空き家になっているということは、人がそこに住まない理由があるということ。思いつくもので言えば、
- 交通が不便
- 撤去にお金がかかる
- 子供が出て行って、戻ってこない
- ボロボロで手放したいけど、引き取り手がいない
ってところかな。
でも、空き家って地方にあることが多く、古民家とか古くなったことで価値が高まることもある。
しかも、地方は都市の住宅に比べ、地価が安くなる。同じお金を払うなら、地方のほうが広い土地を手に入れることができる。そこで農業を始めたりと、のびのびとした生活を送ることもできるのだ。
地方のコミュニティは小規模なことが多いので、コミュニティにうまく溶け込めれば、不便なところは助け合ったりして補うこともできる。
実際にド田舎の古民家で過ごしてみた記事もあるから、よかったらどうぞ。21年間ずっと都会暮らし野郎。超ど田舎の古民家で2日間、田舎暮らし体験
空き家バンクが使えない理由
わたしは田舎でのんびりと暮らしてみたかったので、簡単に空き家を探せる空き家バンクをよく使っていた。
空き家バンクがなぜ使えないのか紹介する。
その1:自治体にごとにサイトの仕様が違うので使いづらい
たくさんの空き家バンクサイトを見比べるとわかる。
どこに空き家の情報があるのか。そもそも空き家あるのか分かんなかったりもする。
できれば自治体をまとめて、空き家バンクを統括するサイトをつくってほしい。
その2:空き家バンクの仕様がこざかしい
わざわざ登録しないと情報が見れなかったりすることがある。
実際に移住する予定がある人じゃないとダメだったり、その地方に一回訪れていないとダメみたいな仕様がある。
その3:予想以上にお金がかかる
空き家だから安いと思ったら、意外と費用が積み重なるところが多い。
長く利用できていない物件のはずのに、普通に中古物件のような価格帯もある。
2.300万の物件もあったりするが、改修をしなくてはならないことがほとんど。
しかも助成金が下りづらい。
その4:情報が少なすぎる、活発じゃない
そもそも自治体が空き家に対する意識が低いのか、ネットを使えるものが少ないのか分からないが、空き家の情報が少なすぎる。
空き家問題が深刻で改善したいのであれば、もっと空き家バンクを有効に使ってほしい。
その5:普通の不動産とあんま変わんない
不動産が扱う中古物件と変わらないような物件がある。普通に売りたいだけなのか疑う。
空き家はまだまだ可能性があるし、利用したい人も多いはず。もっとうまく活用できたらいいのにな~。自分がやっちゃうのも手だけど。
空き家問題の現状が知ってほしいので、よければどうぞ。
理想の空き家の探し方
古民家で過ごしたとき、家主がどういった経緯で手に入れたのか話が聞けた。
ほかにも空き家を改修して、利用している人の話しも参考にしていく。
理想の空き家を探すには…
「自分で足を運ぶこと。空き家を活用している人にコンタクトすること。」
これが一番だと思う。
わたしが会ってきた人たちは、みんなコレだった。
しかも、現地に足を運ぶと、ネット上にない情報が何十倍もある。
どんな環境なのか、どんなコミュニティがあるのか、どんな仕事があるのか、どんな状態の空き家なのか。
自分が納得したカタチで空き家を手に入れることができるだろう。
地方に行ってみて分かったんだけど、めちゃくちゃ空き家多いぞ!
空き家を手に入れた後
空き家を手に入れたら、自分の好きなように改修するのもよし。
空いた土地を活用して、農業やるのもよし。
余った居室を使って、カフェを開くのもよし。
田舎暮らし体験したい人に民泊をするのもよし。
地域の人に開放して、コミュニティをつくるのもよし。
ワークショップを開いて、楽しむのもよし。
空き家には、いろんな可能性を秘めているの分かってくれたかな?